肺炎球菌が心配な高齢者にはリレンザで早期の食欲回復

健康な成人がインフルエンザにかかっても、ウィルスの寿命は5日程度ですので、安静にして寝ていれば治るわけですが、高齢者の場合は、肺炎球菌の心配があります。
65才以上の高齢者がインフルエンザにかかると、4人に1人の割合で肺炎になってしまいます。
肺炎による死者の95%は65才以上ですから、たいへん不安があります。肺炎の原因の46%は肺炎球菌ですから、この菌を増殖させないことが大事です。

肺炎球菌は、多くの健康な人の鼻や喉に存在している菌です。
50%から60%の人の喉から見つかるほどの、ある意味常在菌とも言える細菌です。
寿命はひと月から1年半程度とかなり長めです。健康な人の体内では、悪影響を及ぼすことはありませんが、免疫力が低下していると、増殖して肺炎球菌感染症を引き起こすことがあります。
インフルエンザで体力が消耗し、食欲も落ちている時などは特に要注意です。
気管支や肺胞で増殖し、肺炎が引き起こされると、命に係わることにもなりかねません。
肺炎はインフルエンザと違い、放置していても治る可能性が低いので、早期治療が大事です。

リレンザは吸入型の抗インフルエンザ薬で、副作用も少なく、インフルエンザ予防効果もあるので、高齢者にお勧めです。
高齢者がインフルエンザにかからないための予防薬としても使用したいですし、感染後もなるべく早く吸入させたいものです。
インフルエンザウィルスの増殖が防げれば、体力の消耗も抑えられるからです。
インフルエンザウィルスが全身に蔓延する前にリレンザを吸入することが大事です。全身に拡散してからは使えません。
拡散させないための薬だからです。65才以上の高齢者であれば、予防薬として使用しやすいので、利用させたいところです。